デスクワークの場合、お米ダイエットは痩せない、どんどん太るので注意
私は朝の散歩1時間とちょっとした買い物以外は外出しないデスクワーカーです。片道徒歩10分ほどの勤務もなくなったのでほとんど歩きません。
こんなデスクワーカーがお米ダイエットを知って実践してみたところ、ブクブク太り始めたので、お米を食べて痩せるという幻想は抱かないほうが良いということをここにまとめておきます。
基礎代謝が劇的に落ちまくっている
お米ダイエットでは男性の場合、お米2合とも言われていて、そこに味噌汁を加え、おかずの量はかなり少なめか食べないようにしていました。
食べてみるとわかりますが、お米2合はかなりの量で、1日3食で食べようとすると茶碗というよりも丼に入れたほうが良いくらい多いです。こんなに食べておかずが少なければ痩せていくのか・・・と不安でしたが、その不安は的中し毎日どんどん太っていき、80kgを軽く超えるまでになってしまいました。
原因は当然糖質の過剰摂取です。必要なエネルギー源以上の糖質を摂取していたからです。
カロリー計算してみると、朝のプロテインを加えても2000kcal前後だったのですが、それ以上に基礎代謝が落ちまくっていたということです。
デスクワークでほぼ歩かない人は下半身の筋肉が劇的に落ちていることがその原因かなと思います。たまに歩く程度の筋肉が維持されているだけで、ほぼ寝たきりと変わらないような生活をしているため、一般的に計算式で算出される基礎代謝はデスクワーカーにとっては机上の空論以外の何ものでもありません。
下半身の筋肉が落ちすぎていることと、普段から歩く習慣がないことによって全体的に基礎代謝が常識の範囲外にまで落ちていると考えられます。
普通に計算しても米2合と味噌汁で太るわけがないのですが、水分のむくみ以上に毎日太り続け、1ヶ月で2kg増えていました。
デスクワーカーの場合、米は1合で十分
私は毎朝食事前に1時間の散歩をして、筋トレもホームジムでウエイトトレーニングをしていますが、それでも毎日の消費カロリーが摂取カロリー2000kcalを超えることはなかったようです。
こう考えると、米2合を推奨されるお米ダイエットは計算が完全に狂っていて、この半分の1合にしても正直体重の減りはかなりゆっくりしたものになるのかなと感じています。
まずお米を毎日食べたい方は1日1合のお米に減らしてみるのが良いと思います。ざっくりとですが、1ヶ月に1kg体重が減ることはないと思うので、それくらいのゆるいペースで落ちていくか現状維持にしかならないと考えたほうがいいです。
お米ダイエットは米1合くらいでようやく痩せる、2合では痩せないし太る
もちろんお米は1合でも有り余るくらいのエネルギー源になると思いますので、もしお米を食べるのであれば1合までに留めます。お米ダイエットで推奨されている男性の2合は正直かなり多すぎです。
24時間の中で、寝ているか、起きているときはずっと座って仕事をしているデスクワーカーの場合、食べたお米がエネルギーとして使われることは皆無。ほかにも味噌汁と少しのおかずも食べているとすると、摂取カロリーの多くがエネルギーとして使われることなく脂肪として溜まっていくだけです。
一般的な人の通勤通学や余暇の過ごし方と違うデスクワーカーの場合、食べ物を食べる必要がないレベルにまで基礎代謝が低下しています。正直点滴で良いレベルで消費カロリーが強烈なまでに低下しているので、お米ダイエットの米2合は絶対に真に受けてはダメです。
運動強度を下半身中心に上げていく
私は下半身の筋トレは一切していなかったので、私ができることと言えば下半身を強化していくことでした。基礎代謝は圧倒的に下がっていてほぼ寝たきりの人と同じような状態なので、ここに下半身の筋肉増加分を加えて基礎代謝を上げていくしか痩せる方法はないと感じました。
普通の人たちは筋トレをしなくても毎日の通勤やその他自分の余暇に出掛けて歩くことが多いと思いますが、私はほとんど外出しないので脚の筋肉を一般人よりも大きくして消費カロリーを増やす以外に手段がありません。
食べていないのに太っていく、原因は計算でははじき出せないほど低下した基礎代謝と体の機能低下
食べ物を減らしていくとその分代謝も落ちていくので、食べ物を減らすのはダメ。とにかく筋肉量を一般人よりも多くして、見た目にも大きくなっていかないと正常な基礎代謝に体が戻ることはなく、食べないのに太っていくという負のスパイラルからは抜け出せないことがわかりました。
忙しすぎて筋トレもできないし有酸素運動の時間もとれないというデスクワーカーの方は、食事量を減らせば相応に基礎代謝も減っていくという、完全に詰んだ状態が現状です。
死にものぐるいで筋トレと有酸素運動をして、生きる
痩せることを諦めるか仕事を調整して運動時間を毎日2時間、3時間ほど確保して人生を変える覚悟でハードな運動をしないといけません。一度寝たきり状態と同等の基礎代謝にまで落ち込んだなら、並大抵の運動では何も変化はないと考えて、死にものぐるいでハードな運動・筋トレを継続するしか解決策はない。本当にこれしかないです。
お米ダイエットは、日本人なら多くの人が好きなお米を食べて痩せるという、理想論に逃げてはダメです。特に寝たきりレベルのデスクワーカーの場合は食べ物がどうとかの次元を遥かに超えた代謝の低下。これが問題です。
お米ダイエットを信じることなく、お米は1合までにして、毎日運動の時間を数時間とって寝たきりレベルの代謝から一般人レベルの代謝まで引き上げていくという、ほとんどの人が不要な手間を数ヶ月継続する必要があります。体の状態はそれくらい詰んだ状態なので、本気で運動に取り組まないと食事制限してもあまり意味がありません。
一度筋肉量の増加をなし得て、さらに毎日有酸素運動を継続することでエネルギー消費のサイクルが定着した数カ月後になるとようやく一般人と同等にまで戻ってくるはずなので、お米ダイエットの話はそこからです。
